TradeviewがA-Bookであるかを掘り下げて確認したい

本当にA-bookか更に詳しく知りたい方に

Tradeviewが本当にA-bookかを掘り下げてゆきたい。

Aかそうでないかというのは悪魔の証明でしかなく、それを探る手掛かりというのはない。

ある顧客のやり取りの記録で、TVはA-Bookであると断定できる(リンク先関連記事)が、この事例は一般の方に説明するには個別具体的すぎる点もある。

結果として運営サイドから見ないと正体はわからないが、客観的資料から理解していきたい。

なおこれらの資料は、一般向けのHPを単に眺めるだけではなかなか見当たらない情報もあるため、参考になるかと思う。

A-Bookであるかどうかについての判定要素

とあるブローカーが存在し、それがA-Bookか否かを判定する要素というのは上述の通りそれほど簡単ではない。

客観的に運営資料を丹念に確認し、判別するほかはないのである。
今回は判別に当たり主に以下の三点を重視した。

  • A-Bookのシステム概要
  • リクイディティ提供元
  • リクイディティコネクターのサーバー(データセンター)スペック

これらが克明に説明できる資料が用意されていれば、A-Bookの確からしさは増すものである。
それでは、実際に見てゆこう。

イメージで理解

公式サイトやリーフレットに掲載されている約定イメージがもっとも理解しやすい。

[box class=”glay_box” title=”参考”]https://www.tradeviewforex.com/[/box]

プロ向けイメージ

更に機関投資家向けの画像は以下になります。

やや一般的でない定義が含まれているが、1枚目の画像をさらに詳しく展開した形と認識すればよい。

リクイディティ―プロバイダ提供元

リクイディティプロバイダとは価格提供者の意味。

TVでは200以上のプロバイダと接続しており、その中で優位な価格と常に接続するようなシステムを採用している。(このシステムをこそ、ILCと言う。)

Tradeview®の取引システムは200以上のリクイディティープロバイダと繋がっております。
これらの金融機関とInnovative Liquidity Connectorにより最良の取引環境が提供されます。

画像は代表的な接続先です。これらの中には誰もが見たこともあるものや、SMBCやMUFGなど、日本の金融機関なども存在している。許諾のないロゴの使用は法律問題となるため、このような掲示は非常に安心する。

データセンタの所在とスペック

200以上の金融機関とデータ提携し、瞬時に有利な価格と約定させるためには、そんじょそこらのスペックのマシンでは対応できるはずがない。

ということで、気になるのはILCのマシンスペック。例えばこういうものがなければホワイトラベル(他社のブローカーのサーバーを借りている会社)認定を下されてしまう。

[aside type=”normal”]ホワイトラベル:一次提供者のシステムを借りて運用している会社のことをいう。日本にも多い。[/aside]

以下の資料はILCデータセンタのスペックである。機械翻訳したのが以下。

NY4の技術仕様
冷却セキュリティ相互接続
  • 電気容量 – キャビネットあたり1.5 – 10 kVA
  • UPS構成 – 3 x 500 kVA UPSモジュールユニット(N + 1)で構成される14のUPSシステム
  • UPSトポロジ – クライアントキャビネットで2(N + 1)として構成された分散冗長トポロジ
  • ユーティリティフィーダの数 – 2
  • 電源トランスの数 – 24 MVAの電源トランス2台
  • ユーティリティ電圧 – 33 kV
  • スタンバイ電源 – 複数の2.2 MVA 11 kV発電機セット
  • スタンバイ電源設定。 – N + 1
  • 照明 – 高周波、低エネルギーのCAT II照明器具
  • 冷却能力 – N + 1構成で最大18x 1 MWチラーの1.2 kW /m²(4095 BTUH)
  • 冷却プラント – 12×1 MWターボ冷凍機(N + 1)
  • 物理的 – 弾道ガラスのマストラップとエアロック、全高の出入り用回転ドア
  • 人間 – 24×7警備員
  • 電子式 – 24時間365日の監視、90日間のデジタル記録素材を裏にしたデジタルCCTV、入り口にバイオメトリックパームスキャナ、写真付きIDアクセスカード、侵入者警報、外部レーダーモーショントラッキング
  • システム – 床下トレイ
  • クロスコネクト – シングルモードファイバ、マルチモードファイバ(62.5および50ミクロン)、CAT5、CAT5e、CAT6、CAT6a、CAT5(T1)およびCOAX 2mbおよび45mb
  • メトロコネクトマネージドイーサネット – メトロコネクトマネージドイーサネットメトロGigEおよびFastEを提供するメトロエリア間でキャリアおよびネットワークの可用性の選択肢と範囲を拡大
  • TVMarkets – LINXを提供するパブリックおよびプライベートピアリング用のセントラルスイッチ
  • TVMarketsキャリアイーサネット交換 – イーサネットサービスプロバイダがCENに相互接続し、1ギガおよび10ギガを提供するイーサネットサービスの範囲を拡大することを可能にします。
  • TVMarkets Connect – シングルホームGigEおよびFastE、マルチホームGigEおよびFastEを提供する自動ネットワークプロビジョニング、マルチホーミングおよび請求

こちらも企業向け資料となっている。コロケーションとして上記システムを24時間365日提供しているというのだから、もっぱら自社内で取引を完結させるB-bookとは異なるということも想像に難くはない。

ただし当方もA-BookかB-bookかでデータセンタのマシンスペックや態勢がどれほど差があるかまでは理解に及んでいない。

ただ、最低のところホワイトラベルではないということはわかる。

実はA-book以上のことがわかる

これらの資料で、B-bookであるという確からしさはある程度増してきたのではなかろうか。

それにしても……

察しの良い方は私は嫌いである。

これらの資料を見ると、TVはA-bookとかいう生ぬるいものでないということがわかる。

それが何か、というのは別の話に譲るとする。

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